1日1組限定の古民家宿「たらいち邸」が開業するまで。どうすれば集落、エリアの価値向上に貢献できるか?

最終更新: 2019年5月27日

たらいち邸 ストーリー5

滋賀県高島市マキノ町上開田という地で、築約150年の古民家を活かした一棟貸しの古民家宿「たらいち邸」を、都心に住むファミリー層、20~30代の女性、外国人観光客をターゲットに、1日1組限定の貸切宿として営業しています。





滋賀県高島市マキノ町上開田で、1日1組限定の一棟貸し古民家宿たらいち邸ができるまでを綴っていきます。


前回の最後で、屋根裏空間を掃除するには、あまりに軽装備であったことを書きました。

事態の深刻さを一瞬で把握した我々は、次の作業日までに、完全防塵マスクとゴーグルを手に入れたのでした!(遅すぎたのですが、、、)

フィルター式の防塵マスクだったんですが、毎回作業終わりで外す時には、ほこりがあふれ出てくるぐらい!

あまりにすごい量のすすやほこりが舞った時は、日中でも一度フィルターを交換していたぐらいでした。(そりゃ普通のマスクなら次の日でも鼻の中が汚れてるわ、、、)


迫ってくる築150年超の歴史と汚れ!



現在は、上層空間に上がる用に、ちゃんとした階段が設置してあります!



ちなみに、階段も、我々がやれる範囲はDIYをしました!

もちろん、設置の安全性が求められる作業は、すべてプロの大工の親方さんの手が入っていますのでご安心ください!

最終的にはプロの厳しい目を通っております。


ただ、費用を少しでも節約するには、何でもかんでもプロにお願いする訳にもいきません。

古民家リノベーションにはよくある手法ですが、

我々も、「半DIY+半プロ」という形をとるこで、経費を抑えました。


実は、階段の製作過程については、後ほどまた詳しく触れる事ができればと思います!

これも物凄く苦労したので、、、。


さて、現在は階段でサッと上がることができますが、当時は上り下りがすべて脚立。

中2階へ上がるのは脚立で、中2階から2階へは、もともとあった昔のままの木の

はしごでした。

ここで言う中2階とは、現在のたらいち邸でいいますと、土間部分から大きな階段であがった所に広がる空間を言います。


初日の作業日以降、しばらくはひたすらのかや、わら、古材等の搬出作業。

これを、ほんとのたった2人だけで、延々と続けていきました。


とにかく、最初は手づかみでつかんでは袋に詰め、ある程度袋が溜まってきたら

バケツリレーの要領で建物外まで出して行く。


これのひたすらの繰り返し。。。


こうして写真で残っている量の一体何倍の袋が出たのか、、、?


今さらながらによく思うのですが、もっと作業風景を撮りためておけば良かったな~、と。

でもです、当時は本当に真っ黒で作業しており、携帯を出して写真を撮ろうと言うそもそものガッツも隙もありませんでした。(泣)

古材等も、段々と手づかみで片付けられるモノもなくなってきます。

ここからが本番!


次はいよいよスコップを使っての掘り起こし。

スコップも、ベランダ菜園等で使うような小さなものではなく、がっつり溝掃除等で使う

大きなものです!(下写真の真ん中部分に小さく映ってます)



それらを使って、ざくざく堆積した古材等を掘っては袋詰めし、袋が溜まれば外へ搬出。

この無限ループをひたすら繰り返します。

とは言え、この段階になってくると、いよいよ埃やすすが舞うことで、視界が格段に

悪くなります。

投光器といくつかのクリップライトで空間を照らすものの、あまりの視界の悪さに、

たびたび作業を中断。

自分たちの深呼吸のためと、一旦舞ったほこりやすすを落ち着けるために、

外へ退避。

10分程休んでまた戻る。


それでも、一度作業を始めると、ものの5分程でまたも視界30cmの世界!

作業中のお互いの顔なんて全く見えません!

限界まで我慢して袋詰めをしながら、それでも20分ぐらいがいい所、また休憩。


ただ、この時は初動のテンションが高く、意外に頑張れていました。(と思います 笑)

お互い未体験の作業という事もあったのかなと思います。

今もし、同じことをやれと言われたら、、、ゾッとします。


本当に少しずつ、搬出作業が進むにつれ、ようやく空間の全貌が明らかになってきました。と、同時に、床部分となっていた足元、骨組みにたどり着くまで一体どれだけ堆積物が

あるんだ?とげんなりするほど底が見えませんでした。


そうです!

ストーリー4で書いた恐ろしい事実とはこのことでした!

最初に掘り出したとき、まさか堆積物のかさ高が自分たちの膝ぐらいまであるとは

夢にも思っていませんでした。

しかも、それだけの堆積物が約20畳程の空間全てを覆っていたのです!


とは言え、動き出した古民家の再生事業。

選択肢は一つ!

動き続けるしかないのです!

2人で、ただただひたすらに掃除を続けていくのでした、、、。


#古民家 #地域ビジネス #リノベーション #起業


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